2度目の忘れられない恋


三影くん…、

「…家に行くの?」

「え?うん」

「みおって、三影くんの事好きなの?」

「は…?なんでそうなんの?!」

「いやだって、最近仲よさそうじゃん。今まで話してるとこすら見た事なかったし」

それに心なしか彼と話すようになってみおが元気な感じもする

「どうなの?」

「いや無いって!だって私、秀…」

「秀くんの事が一番?」

言葉が出てこなくなったみお。

「みおが秀くんを大切にしたいのはわかってるよ
でもそれことこれは全く別の話だよ」

「…わかってる。」

「じゃあ三影くんの事好きって認め…」

「だ、か、ら!好きじゃないってば…」

本人は好きだと認めてないけど、どうだろうね。

焦らなくて良い。
またいつか、秀くんが生きていた頃みたいな笑顔が、みおに戻れば。それでいい。


来太side終


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