君の笑顔は、俺が絶対守るから。
*
快晴の空を仰ぎ見て、ヨシと両手を握りしめる。
いま私は、一年で一番燃えていた。
「アズにゃん、気合い入ってるぅ」
「あったりまえじゃん! 日頃のストレスをここで発散するの!」
だぼっとした大き目のジャージに身を包み、ミーナはやる気なさげに「がんばれ~」と返事をする。
ミーナは運動嫌いだからしょうがない。
体育の授業を隙あらばサボろうとする子なのだ。
今日は朝から全校生徒が、学校指定のジャージ姿でグラウンドに並んでいる。
年に一度の体育祭の日だからだ。
体育祭と言っても、内容は小学校の運動会みたいなもので、全体的にゆるい。
体育祭の練習なんて特別することもなく、ゆるいプログラムにそってゆるく進行していく。
それがなかなか生徒に人気なのだ。
玉入れや借り物競争など、楽でそこそこ楽しく盛り上がる。
私みたいに絶対優勝するぞ!と意気込んでいる生徒はほとんどいない。
みんな楽しければいいや、という感じだ。
快晴の空を仰ぎ見て、ヨシと両手を握りしめる。
いま私は、一年で一番燃えていた。
「アズにゃん、気合い入ってるぅ」
「あったりまえじゃん! 日頃のストレスをここで発散するの!」
だぼっとした大き目のジャージに身を包み、ミーナはやる気なさげに「がんばれ~」と返事をする。
ミーナは運動嫌いだからしょうがない。
体育の授業を隙あらばサボろうとする子なのだ。
今日は朝から全校生徒が、学校指定のジャージ姿でグラウンドに並んでいる。
年に一度の体育祭の日だからだ。
体育祭と言っても、内容は小学校の運動会みたいなもので、全体的にゆるい。
体育祭の練習なんて特別することもなく、ゆるいプログラムにそってゆるく進行していく。
それがなかなか生徒に人気なのだ。
玉入れや借り物競争など、楽でそこそこ楽しく盛り上がる。
私みたいに絶対優勝するぞ!と意気込んでいる生徒はほとんどいない。
みんな楽しければいいや、という感じだ。