君の笑顔は、俺が絶対守るから。

「ええ? 話って、私の……?」

「具合が悪くなるくらい寝不足だなんて、悩みでもあるのかなって。違った?」

「具合が悪いわけじゃないんだけど……」

「悩みはあるのか」


一ノ瀬くんに続きを言われ、戸惑いながらうなずく。

事情を話すつもりはなかったんだけど、高橋くんの穏やかな笑顔を見てふと思った。

この人に聞いたらいいんじゃないかな。


高橋くんは壁がなくて、誰とでもすぐに仲良くなれる人だ。

私みたいな男嫌いの心だって開かせてしまう、優しい人。

コミュニケーション能力の高い彼に聞けば、何か参考になるかもしれない。


「あの、ちょっと質問してもいい?」

「質問? いいよ?」

「苦手な人と、どーしても一緒に過ごさなきゃいけなくなったとしたら……。高橋くんならどうする?」


唐突な私の問いかけに、ふたりは顔を見合わせた。

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