君の笑顔は、俺が絶対守るから。
「いらっしゃい。待ってたよ」
「京子ちゃん! 来ちゃった~!」
まるで初めて彼氏の家に遊びに来たかのようにはしゃぐお母さんに、今度は私があきれる番だ。
本当にいくつになっても少女みたいなんだから。
誕生日プレゼントに「梓ちゃん、私、フリフリなフリルのついたエプロンがほしいわ~!」なんて、乙女なお願いをしてくるくらいだし。
そんなお母さんを腕にまとわりつかせながら、京子さんが私を見た。
キリリと涼し気な目元にドキドキしながら、なんだか誰かに似ている気がして内心首を傾げる。
誰に似てるんだろう……?
「梓ちゃんもいらっしゃい。相変わらず可愛いね」
「え、ええ? そんなとんでもない! こ、こんにちは。お邪魔します」
「ふふ。ふたりとも入って。今日はゆっくりしていけるの?」
「渡航の準備は終わってるから、大丈夫よ~!」