月夜の砂漠に一つ星煌めく
その後、アリアと二人で、飽きるくらいに星を見ていた。

アリアは、『あの星は?』と、やたら聞いてくるから、習ったばかりの知識を思い出しながら、アリアに教えた。

「すごいのね、ジャラール。」

女の子に“すごい”と言われると、悪い気はしない。

こう言う時は、教えてくれた先生に、感謝だ。

「あっ!私、そろそろ帰らなきゃ。」

アリアは、急に起き上がった。

「見送るよ。」

俺も起き上がって、一緒に星の間の、外に続く階段を降りた。


降りた場所は、広い草原。

今は灯りの一つもない。

「よくこんな場所、女の子一人で来れたね。」

「私が来た時はまだ、明るかったわ。」

いや、明るくたって、普通は怖くて来ないだろうと思う。

「確かテントって、こっちだよね。」

俺は、西の敷地を指差した。

「えっ……何で私が、テント暮らしだって、知ってるの?」

アリアは、俺の事を不信に思っている。
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