月夜の砂漠に一つ星煌めく
「それも大丈夫!皆、ジャラールの事、知ってるわよ!」

「何で、知ってるんだよ!」

「私が、教えたの!」

明るく答えるアリアに、俺は不安満載。


そして、あっと言う間に、テントの周辺にやってきた。

「ジャラール、こっち。」

アリアに手招きされて、俺はこのテント村の中でも、一番大きなテントに、連れて行かれた。

「ここは?」

「私と、兄さんが住んでいるテント。」

中に入ると、そこは豪華な椅子やテーブル。

ベッドまであって、まるでテントの中である事を、忘れるくらいだった。

「こんな広いテントに、お兄さんと二人で、寝泊まりしてるの?」

「そうなの。兄さんは、舞踏団のリーダーだから。何かあれば、みんなこのテントに、集まってくるのよ。」

そう教えてくれたアリアは、右奥のベッドに座った。


「ここが、私のベッド。着替えもここでするの。ちょっと待っててくれる?」

「えっ?」
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