月夜の砂漠に一つ星煌めく
「そうかな。」

そんな事、別に意識した事なんて、これまでなかった。

部屋に焚くお香だって、侍女が勝手に決めてるし。

「さあ!できた!」

カーテンを開けて出てきたアリアは、胸の谷間はバッチリ見えるわ、お臍は出ているわ、太ももまで見せてるわ、とにかくセクシー過ぎる衣装だった。

「アリア、それで踊るの!?」

「そうよ。人気の衣装なの。」

そう言ったアリアは、腕を挙げてセクシーポーズだ。

衣装が人気なのか、見え隠れしているところが人気なのか、分からなくなる。

「別な衣装、ないの?」

「ええ?せっかく着替えたのに。」

「とにかく、セクシー過ぎるよ。他の男に、アリアの肌なんて、見せたくない。」

するとアリアは、腰に手を当て、不機嫌そうな顔をした。


「躍りを何だと思ってるの?イヤらしい目で、見ないでほしいわ!」

「躍りじゃないよ。衣装の事を、言ってるんだ!」

俺とアリアは、睨み合った。
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