月夜の砂漠に一つ星煌めく
「さすがだな。教えた奴がよかったんだな。」
「はははっ……」
頭の中に、ハーキムの顔が浮かぶ。
「ところでよ、ジャラール坊っちゃんは、家を継ぐのか?」
家を継ぐ?
それって、父上の跡を継ぐって事なのかな。
「……いいえ。」
「だったら、嫁にする女は、ある程度自由が利くんだろ。アリアを、幸せにしてやってくれよ。」
俺は、ボルーボさんを見た。
「見ると、坊っちゃんもアリアの事、満更でもなさそうじゃないか。相思相愛なら、何も文句はねえ。」
何も、ボルーボさんには言えなかった。
アリアとは、一緒にいたい。
でも、アリアを妃の一人に、迎えられるかどうかなんて、まだ子供の俺には、分からない。
「あの、髪の長い男がいるだろう?」
ボルーボさんが指差した場所を見た。
「あっ……」
前にアリアに会いに来た時に、アリアは仕事でいないと、教えてくれた男だ。
「トルトって言うんだ。アリアの幼馴染みだ。」
「はははっ……」
頭の中に、ハーキムの顔が浮かぶ。
「ところでよ、ジャラール坊っちゃんは、家を継ぐのか?」
家を継ぐ?
それって、父上の跡を継ぐって事なのかな。
「……いいえ。」
「だったら、嫁にする女は、ある程度自由が利くんだろ。アリアを、幸せにしてやってくれよ。」
俺は、ボルーボさんを見た。
「見ると、坊っちゃんもアリアの事、満更でもなさそうじゃないか。相思相愛なら、何も文句はねえ。」
何も、ボルーボさんには言えなかった。
アリアとは、一緒にいたい。
でも、アリアを妃の一人に、迎えられるかどうかなんて、まだ子供の俺には、分からない。
「あの、髪の長い男がいるだろう?」
ボルーボさんが指差した場所を見た。
「あっ……」
前にアリアに会いに来た時に、アリアは仕事でいないと、教えてくれた男だ。
「トルトって言うんだ。アリアの幼馴染みだ。」