月夜の砂漠に一つ星煌めく
あんなに、一緒に騒いで酒を酌み交わしたみんなが、急によそよそしくなるなんて!
本当は王子でも、何でもないのに!
「……行かないでくれ、みんな。」
成人の儀を過ぎて、もう一人前の男だと言うのに、みんなの前で、涙がボロボロと流れ出た。
「そんなに急いで行く事なんて、ないじゃないか。まだ、この国にいればいいじゃないか。」
みんなが、困った顔をしている。
分かっているんだ。
全部、自分のわがままだって。
「ジャラール王子。」
アリアが、馬車を降りて来た。
「一定の期間、躍りを披露すれば、また別な場所に移動する。それが我々の生き方なんです。」
「アリア……」
「王子に親しくして頂いた事、我ら皆、ずっと忘れません。」
皆も、泣きながら頷いた。
「……イヤだ。」
子供みたいに、アリアに抱きついた。
「アリアと、離れたくない。お願いだ。俺の為に、ここに留まってくれ。」
本当は王子でも、何でもないのに!
「……行かないでくれ、みんな。」
成人の儀を過ぎて、もう一人前の男だと言うのに、みんなの前で、涙がボロボロと流れ出た。
「そんなに急いで行く事なんて、ないじゃないか。まだ、この国にいればいいじゃないか。」
みんなが、困った顔をしている。
分かっているんだ。
全部、自分のわがままだって。
「ジャラール王子。」
アリアが、馬車を降りて来た。
「一定の期間、躍りを披露すれば、また別な場所に移動する。それが我々の生き方なんです。」
「アリア……」
「王子に親しくして頂いた事、我ら皆、ずっと忘れません。」
皆も、泣きながら頷いた。
「……イヤだ。」
子供みたいに、アリアに抱きついた。
「アリアと、離れたくない。お願いだ。俺の為に、ここに留まってくれ。」