オレ様御曹司 と 極上KISS


「幸せオーラみせすぎだって。」

ロスのナンシーの自宅で、賢太郎とそして賢太郎の彼女のルナと、なおと俺・・・が外の食卓を囲んで談笑中だ。

ナンシーは息子達と一緒にひたすら肉を焼きまくっている。
バーベキューなんて久しぶりだ。

賢太郎はルナに甲斐甲斐しく肉をとってやったりしながら、俺たち2人を交互に見た。

「は?そんなことねぇし。」

強がってみる。

チラッと隣を見るとなおが赤くなって顔を伏せている。

なおが俺の皿にソーセージと玉ねぎ、あと鶏肉を載せた。
サラダも取り分ける。

「ほぉら、お前が嫌いなモンも全部把握してるし、お前は相変わらずなんも自分でやらねぇし。」

「は?」

「いつ夫婦になってもおかしくねぇってこと・・・。」

ますますなおが下を向いた。
真っ赤な耳だけが見えてる。

ルナもふふっと笑った。

「日本の男ってほんとオレ様でやだわ。」

俺を見て肩をすくめる。

「翔なんて典型的な日本の男よね。
なお、よくやるわ~。」

なおは赤くなってたはずなのにルナの方を見ると、ルナの意見に賛同し始めた。

「そうなのよね~。
ほんっとにオレ様で。信じられないくらい自己中で。」
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