オレ様御曹司 と 極上KISS
「あの・・・
一条さん?ここ、いい?」
から揚げをほおばっていると、横に男性社員がお盆を置いた。
「あ、はい。空いてますから大丈夫ですよ。」
わたしはから揚げをほおばっている口許を左手で隠しながら答えた。
この人は・・・海外事業部4課に半年前に異動してきた人。
いつも経理に伝票を持ってくる人だ。
アメリカ西海岸の担当だ。
わたしは海外事業部の伝票を主に処理しているので、よく知っている。
「下森《したもり》さんすみません。でっかい口あけて食べてるところを・・・。」
「いやいや・・・。
豪華に食べてる娘の方が健康的でいいじゃん。」
下森さんと話していると、佳那がそそくさと立ち上がった。
「あ、わたし仕事昼から忙しんだった。先行くね~。
下森さん、なお、ひまだからゆっくりしていってくださいねぇ~。」
佳那が下森さんに見えないようにウインクすると、そそくさと食堂から出て行った。
「一条さん・・・さ。
カレシと別れたんだってね。」
下森さんがうどんをツルっと口に入れて言った。
「え?なんで知ってるんですか?」
「うん。町田さんから聞いた。」
佳那のヤツ~!
席を立ったのはこういう思惑だったのか・・・?
次の恋とか言って・・・。
「まぁ・・・そうなんですけど・・・」
「じゃぁ今フリーなの?
それとも新しいカレシすでにいたり?」
「いませんよ!
そんなわたし節操なくありませんから!」
思わず声に力が入ってしまった。
「プッ・・・。声おっきいよ。」
下森さんが肩を震わせて笑っている。
はずかしい・・・。思わず赤くなって下を向く。
「今度さ。ごはん行かない?」
一条さん?ここ、いい?」
から揚げをほおばっていると、横に男性社員がお盆を置いた。
「あ、はい。空いてますから大丈夫ですよ。」
わたしはから揚げをほおばっている口許を左手で隠しながら答えた。
この人は・・・海外事業部4課に半年前に異動してきた人。
いつも経理に伝票を持ってくる人だ。
アメリカ西海岸の担当だ。
わたしは海外事業部の伝票を主に処理しているので、よく知っている。
「下森《したもり》さんすみません。でっかい口あけて食べてるところを・・・。」
「いやいや・・・。
豪華に食べてる娘の方が健康的でいいじゃん。」
下森さんと話していると、佳那がそそくさと立ち上がった。
「あ、わたし仕事昼から忙しんだった。先行くね~。
下森さん、なお、ひまだからゆっくりしていってくださいねぇ~。」
佳那が下森さんに見えないようにウインクすると、そそくさと食堂から出て行った。
「一条さん・・・さ。
カレシと別れたんだってね。」
下森さんがうどんをツルっと口に入れて言った。
「え?なんで知ってるんですか?」
「うん。町田さんから聞いた。」
佳那のヤツ~!
席を立ったのはこういう思惑だったのか・・・?
次の恋とか言って・・・。
「まぁ・・・そうなんですけど・・・」
「じゃぁ今フリーなの?
それとも新しいカレシすでにいたり?」
「いませんよ!
そんなわたし節操なくありませんから!」
思わず声に力が入ってしまった。
「プッ・・・。声おっきいよ。」
下森さんが肩を震わせて笑っている。
はずかしい・・・。思わず赤くなって下を向く。
「今度さ。ごはん行かない?」