オレ様御曹司 と 極上KISS
◇
「なにあれ!あの態度!何様のつもりよ!」
家に帰って時計を見ると11時。
蒼大は今日は出張でいない。
リビングに入ると、持っていたカバンをクッションの上に思いっきりほおり投げた。
大っ嫌いだったオレ様オトコの再登場に完全に言葉を失ってしまった。
専務の秘書というはじめての仕事を心の奥では楽しみにしていたわたしの心はズタボロに引き裂かれた。
「こきつかう」
と明言した久遠翔は呆然としていたわたしに早速ながらいろんなことを命令した。
「俺のことは知ってるという認識でおまえを秘書として使う。
まずは、これが俺の顧客リストだ。全部今日中に頭に入れろ。
あと、俺のスケジュール。今決まってるのはこのipadに入ってるから全部記憶しろ。
このipadは使っていいからおまえが管理しろ。今日の分はここ。
これからの予定を言ってくれ。」
「は、はい。
午前中は10時からマーキュリーコーポレーションの正木常務とアポが入っています。
そのあと・・・・・・で午後7時からキング鉄鋼のゴメス氏と会食で、今日の予定は終了です。」
「わかった。じゃぁ行くぞ。」
カバンと上着を持つと、翔についていく。
地下のパーキングには黒塗りの高級車が止まっていた。
運転手が扉を開いて待っている。
わたしはどこに座ったらいいのだろう?
翔が後部座席に乗り込んだ時点で躊躇していると、
「早くしろ。俺のとなりでいいんだよ。」
翔が車から身を乗り出して言ったのであわてて後部座席に乗り込む。
「おまえ地味な服着るといっそう華がなくなるな。顔地味なんだからさ。
まぁ秘書だし仕方ないか?」
翔が意地悪な笑みを浮かべてわたしを横から眺めて言った。
ムカつく・・・。
「なにあれ!あの態度!何様のつもりよ!」
家に帰って時計を見ると11時。
蒼大は今日は出張でいない。
リビングに入ると、持っていたカバンをクッションの上に思いっきりほおり投げた。
大っ嫌いだったオレ様オトコの再登場に完全に言葉を失ってしまった。
専務の秘書というはじめての仕事を心の奥では楽しみにしていたわたしの心はズタボロに引き裂かれた。
「こきつかう」
と明言した久遠翔は呆然としていたわたしに早速ながらいろんなことを命令した。
「俺のことは知ってるという認識でおまえを秘書として使う。
まずは、これが俺の顧客リストだ。全部今日中に頭に入れろ。
あと、俺のスケジュール。今決まってるのはこのipadに入ってるから全部記憶しろ。
このipadは使っていいからおまえが管理しろ。今日の分はここ。
これからの予定を言ってくれ。」
「は、はい。
午前中は10時からマーキュリーコーポレーションの正木常務とアポが入っています。
そのあと・・・・・・で午後7時からキング鉄鋼のゴメス氏と会食で、今日の予定は終了です。」
「わかった。じゃぁ行くぞ。」
カバンと上着を持つと、翔についていく。
地下のパーキングには黒塗りの高級車が止まっていた。
運転手が扉を開いて待っている。
わたしはどこに座ったらいいのだろう?
翔が後部座席に乗り込んだ時点で躊躇していると、
「早くしろ。俺のとなりでいいんだよ。」
翔が車から身を乗り出して言ったのであわてて後部座席に乗り込む。
「おまえ地味な服着るといっそう華がなくなるな。顔地味なんだからさ。
まぁ秘書だし仕方ないか?」
翔が意地悪な笑みを浮かべてわたしを横から眺めて言った。
ムカつく・・・。