オレ様御曹司 と 極上KISS
なおには意地悪ばっかりしてる俺だけど、このときばかりはちゃんとお礼を言おうと永井専務の自宅へ行った帰りに行きつけのイタリアンに連れて行った。

さすがにちゃんとお礼言わないと・・・

そう思うけど、やっぱり出てくる言葉はなおの気持ちをさかなでするような言葉ばっかりで・・・。

俺ってほんとダメだ・・・。
なんでか、なおの前では素直になれない・・・。


なおが俺の秘書になって1か月とちょっと経った頃、なおをはじめてパーティに連れて行った。

秘書にドレスアップさせて同行させるっていうのは、そういう場合もあるし、そうじゃない場合もある。
例えばナンシーだったらそういう場には同行させたことはない。
なおは俺が連れていきたいと思ったから連れて行った。

露出度の高くないドレスを入念に選んだ。
落ち着いたシルバーのドレスはなおによく似合っていた。
ハーフアップにした髪がいつもと違う感じでグッとくる。
パーティ会場に向かう車の中で俺の隣にいるだけでもソワソワする。

そのまま会場入りしてからも、みんながなおをチラチラ見てる。

なおはなんにも気づいてないみたいだけど、
ドレスなんか着て着飾ったら、もともとかわいいなおを他のオトコがほおっておくわけもなく・・・。

俺が目を離した隙に近藤さんにナンパされてやがる。

近藤さんは近藤商事の御曹司で俺より1歳上の先輩だ。
それこそ小学校から藤南小→中→高→大とずっと同じだったし、中高は部活もバスケで同じだった。

さわやかな笑顔と俺と同じくらいの長身で女を口説くのが大好きな、ザ・プレイボーイだ。

こんな人にかかったら一晩のうちにやられちまう。

俺はムカついてまたなおに悪態をついた。

なおも今夜は結構言い返してくる。

なんだよ!おまえが声かけられるのが悪いんだろ!
俺から離れてんじゃねぇし。

腹が立って、飲めない酒を一気飲みしてしまった。

結構強めのカクテルだったけど知るもんか!
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