オレ様御曹司 と 極上KISS
何度かセックスして明け方に眠り、気づけば昼前だった。

今日の夜には日本へ向けてフライトしていなければならない。

「起きた?」

翔が冷蔵庫からペットボトルを取り出していた。

「あ、はい。今何時ですか?」

「もう12時前だ。そろそろ用意しないとフライト時間間に合わないな。
シャワー浴びて来いよ。
昼めし食って、空港行くぞ。」

「はい。用意します。」


翔とのはじめての海外は・・・

自分の気持ちに気づくというお土産つきになってしまった。

5日間もべったり一緒にいたあとに離れるのはきつい・・・

空港からのタクシーでちょっとばかし感傷にひたっているわたしだったけど翔にとってはなんでもないようで・・・

あっさりわたしを家の前で降ろし、
「じゃあな。」
と一言だけ言うと、自分はそのままタワーマンションへ帰って行った。
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