オレ様御曹司 と 極上KISS
わたしは顔をあげずにそのまま立ち去った・・・。


許嫁・・・。
そりゃいてもおかしくないよね・・・
KNグループの跡継ぎで・・・御曹司で・・・。

なんかむなしくなってきた・・・。

わたし、いったい何やってるんだろう・・・?

そのまま知らないうちに駅まで歩いていたらしく、気づいたら電車に揺られていた。
そして、ぼーっとしていたら、後ろから肩をたたかれた。

「何ぼーっとしてんの?なお。」

「蒼大!この電車乗ってたの?」

ビックリして振り向くと蒼大のやさしい笑顔があった。

「まぁね。今日は早く終わったから。久々に仕事ひと段落したし家でゆっくり寝ようかなと・・・。」

「あ、そうだ。
ねぇ。蒼大。飲みに行かない?久々に。」

「え?まぁいいけど・・・。」

「そうこなくっちゃ。」

蒼大。ゴメン。
今日は恋わずらいのの姉につきあってよ・・・。

飲んで酔っ払いたい気分なの・・・。
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