【完】さつきあめ〜2nd〜
「ミィ!玉井さんはウィスキーロックって言ってるじゃない!
あの人細かい事ですぐに機嫌の悪くなる人なんだから気をつけてって前々から言ってるじゃない!」

「ゆ、ゆりさんごめんなさい…」

「ごめんじゃないっての!
玉井さん機嫌損ねて帰っちゃったじゃない!
本当にいい加減にしてよ!使えないヘルプに足引っ張られたらたまったもんじゃないっての!」

「本当に本当にごめんなさい……」

ミィはその場で泣き出してしまった。

「ちょっとゆりさん言い過ぎですよ…
あのお客さんゆりさんが全然卓に着かないから機嫌悪くなってるんじゃないですか?
何もミィばっかりのせいじゃないですよ!」

そうやってミィを庇ったのはユウで
ミィは更に泣き出してしまった。

「はぁ?!ヘルプならお客さんが本指名が帰ってくるまで楽しませるのが仕事でしょ?!
そんな事も出来ないくせにいっちょ前にあたしに意見してんじゃないわよ!
それにミィだけじゃなくてあんたにも言いたい事あんだけど!飲み席ならちゃんと飲んでよね!
指名が呼べないならその分ヘルプの仕事ちゃんとしなさいよ!」

ゆりらしくない、余裕のない行動だとは思った。
その現場に出くわしたわたしに気づいたのか、バツが悪そうにミィたちを睨みつけた後、わたしの方へやってきた。

< 598 / 826 >

この作品をシェア

pagetop