【完】さつきあめ〜2nd〜
「あのさ、朝日……。
確かに美月ちゃんのお腹の子供は朝日の子供じゃなかったかもしれない。
でも出来るだけ力になってあげてね。って何かあたしが言うのもおかしいけど…」
「まぁ…こーいう世界だからな。シングルの女も珍しくはないって。
託児所とかも顔がきくし、仕事の面なら助けてあげられるにこした事はねぇけど…
でも俺よりお前のが美月の助けになってやれんじゃねぇの?」
「あたし?」
「あぁ、俺よりさくらの方がこれからの美月には必要になってくるんじゃねぇかなって。
お前男前だし、ホストと飲み比べとか男らしいつーか馬鹿っていうか…
美月が求めてた本当の物って男じゃなくて、お前みたいな…」
「あたしみたいな?」
「あいつも母親の愛情に飢えてるから
そう思えば、お前って母親みたいな母性がある女だからな」
「あたしがぁ?!何それ!笑っちゃう!!」
爆笑してると、朝日は真剣な目でこちらを見つめた。
「いや、マジで。
俺もお前みたいな母親にずっと育てられたらもっとマシな人間になってたかもな」
朝日の目はずっと真剣だった。