【完】さつきあめ〜2nd〜
「分かってるよ!朝日!
それでもあたしが七色グループで頑張るって気持ちは変わらないの!
別に昔のように戻れるなんて思っちゃいないから安心して!」
努めて明るく振舞って、車を降りようとした。
わたしの肩を掴み、引き留める朝日。
泣いてしまった顔なんて見せたくない。
「でも、信じてくれ。確かに俺を変えてくれたのはさくらで…
お前の代わりなんてこの世にいなくて…
本当は俺…さくらがいなくちゃダメなんだって…
でもいま一緒にいたってお前を傷つけてしまうだけな気がするから」
「だからいいんだよ!朝日!」
精一杯の笑顔を作って、朝日へ微笑みを向ける。
ねぇ、本当は笑えない。でも笑わなくちゃいけない。泣いたって困らせるだけ。
いまだけは強くいさせて。
このONEでの戦いが終わるまでは
それからの未来なんて分からない。でも今日1日1日精一杯生きていく事が私たちの未来に繋がっていくんだから。
遠回りをして、手に入れてそれをたとえ失ったとしても、それをマイナスにするかプラスにするかは自分の生き方次第だから。