【完】さつきあめ〜2nd〜
「綾乃ちゃん、あたし…宮沢さんの事が好きなの…」
「うん…」
「でも…その気持ちはもう持ってちゃいけないの…。捨てなくちゃいけないの…。そうじゃなきゃあたし、七色グループで頑張れないよ…守れないよ…」
綾乃は数回わたしの背中を優しく叩いた。
「あたしも…深海さんも…心のどこかで、さくらが死んだのは朝日のせいだって思ってた。
でも本当はそうじゃなかったのかもしれない。
朝日は…ああやって育ってきたから、他人の愛情を感じるのが難しい人なんだってわかった…。
なんでだろうね…なんで全部が上手くいかないんだろうね…」
「上手くいかなくてもいいの。今のあたしの願いは宮沢さんの夢が叶う事だから。だからあたし…七色で頑張るって決めたの」
「さくらが決めた事なら応援する」
「綾乃ちゃんは涼と同じ事を言ってくれるんだね」
「あたしもさくらに話したい事があるの…」
「話したい事?」
「今は時間がないから、今度ゆっくり……話そうと思ったらあんた音信不通になっちゃうし…」
「う…それは本当にごめん…。てゆーか話したい事って何?すっごく気になるんだけど…」
「もぉそれはちゃんと話すから!とりあえず双葉で頑張ってよね!あたしも…シーズンズで頑張るからさ」
「おっけ。ありがとう綾乃ちゃん」
もう一回背中を軽く叩いて、綾乃は笑顔で美優たちの方へ走っていった。
美優は何度もこっちを振り返って手を振って、わたしも美優たちが見えなくなるまで手を振り続けた。
「うん…」
「でも…その気持ちはもう持ってちゃいけないの…。捨てなくちゃいけないの…。そうじゃなきゃあたし、七色グループで頑張れないよ…守れないよ…」
綾乃は数回わたしの背中を優しく叩いた。
「あたしも…深海さんも…心のどこかで、さくらが死んだのは朝日のせいだって思ってた。
でも本当はそうじゃなかったのかもしれない。
朝日は…ああやって育ってきたから、他人の愛情を感じるのが難しい人なんだってわかった…。
なんでだろうね…なんで全部が上手くいかないんだろうね…」
「上手くいかなくてもいいの。今のあたしの願いは宮沢さんの夢が叶う事だから。だからあたし…七色で頑張るって決めたの」
「さくらが決めた事なら応援する」
「綾乃ちゃんは涼と同じ事を言ってくれるんだね」
「あたしもさくらに話したい事があるの…」
「話したい事?」
「今は時間がないから、今度ゆっくり……話そうと思ったらあんた音信不通になっちゃうし…」
「う…それは本当にごめん…。てゆーか話したい事って何?すっごく気になるんだけど…」
「もぉそれはちゃんと話すから!とりあえず双葉で頑張ってよね!あたしも…シーズンズで頑張るからさ」
「おっけ。ありがとう綾乃ちゃん」
もう一回背中を軽く叩いて、綾乃は笑顔で美優たちの方へ走っていった。
美優は何度もこっちを振り返って手を振って、わたしも美優たちが見えなくなるまで手を振り続けた。