恋の宝石ずっと輝かせて2
「……キイト、キイトなのか。いつ戻ってきたんじゃ。もう体の具合はいいのか?」
「はい、すっかり元気になって、今日こっちに着いたところよ」
「そっか、それはよかった。病が治ったらなんだか見違えるようじゃ」
「心配かけてごめんなさい。だけど、一体私が居ない間に何があったというの。ニシナ様は一体どこに?」
キイトは辺りを見回した。
「ニシナ様は何者かに連れ去られてしまった」
セキ爺は申し訳ない顔をしていた。
「一体誰が、何の目的でそんなことを。このままじゃ山の秩序が保たれなくなる」
キイトは考え込み、イライラとしていた。
「そんなに心配するな。ニシナ様が居なくなったことはまだこのわし以外誰も知らんはずじゃ。わしがなんとかする。これもわしの責任じゃ」
セキ爺が体を起こすが傷口が酷く思うように立ち上がれない。
「セキ爺、なんとか人の姿になれそう? それなら私の肩に寄りかかればここから運び出せるかも」
セキ爺は軽く頷き、猪から人の姿へと変わる。
背はキイトと呼ばれた巫女とさほど変わりなく、老人らしく少し老いぼれた体つきをしていた。
キイトはセキ爺の片腕を自分の肩に回して洞窟から運び出していた。
「はい、すっかり元気になって、今日こっちに着いたところよ」
「そっか、それはよかった。病が治ったらなんだか見違えるようじゃ」
「心配かけてごめんなさい。だけど、一体私が居ない間に何があったというの。ニシナ様は一体どこに?」
キイトは辺りを見回した。
「ニシナ様は何者かに連れ去られてしまった」
セキ爺は申し訳ない顔をしていた。
「一体誰が、何の目的でそんなことを。このままじゃ山の秩序が保たれなくなる」
キイトは考え込み、イライラとしていた。
「そんなに心配するな。ニシナ様が居なくなったことはまだこのわし以外誰も知らんはずじゃ。わしがなんとかする。これもわしの責任じゃ」
セキ爺が体を起こすが傷口が酷く思うように立ち上がれない。
「セキ爺、なんとか人の姿になれそう? それなら私の肩に寄りかかればここから運び出せるかも」
セキ爺は軽く頷き、猪から人の姿へと変わる。
背はキイトと呼ばれた巫女とさほど変わりなく、老人らしく少し老いぼれた体つきをしていた。
キイトはセキ爺の片腕を自分の肩に回して洞窟から運び出していた。