眼鏡フェチな私
「いや、この間そろそろ鍋が恋しくなってくるとかいう話になって。
そしたら主任、まだもつ鍋食ったことがないって言うからさ」

「じゃあ、いいけど。
店は?」

「おまえが好きな、西中洲の店」

「なら、オッケー」

もつ鍋、結構久しぶりー。
ぐちぐち悩んでいても仕方ない。
金曜日はおなかいっぱい食べて、飲んで、気分転換しよう!



金曜日。
いつもの三人でもつ鍋屋。
いろいろ悩んでいることはあるけれど、今日は忘れることにした。

楽しく飲んで、食べて。
お約束のように、秋吉に眼鏡を掛けれとせまる。
〆のちゃんぽんの前にお手洗いに立った。

……今日はちょっとはしゃぎすぎ、かな。
気付かれてなきゃいいんだけど。

鏡に映る自分に自嘲気味に笑いかけ、席に戻る。

「……賭の方、どうですか?」
< 16 / 22 >

この作品をシェア

pagetop