終わらない物語を、君に
「そう、その人魚がね……」



「面白かったわ!」

ぱぁーっと、満面の笑みでレスティンが笑う。
花が咲いたようなその笑顔にスクーナは顔が熱くなる思いがして、思わず目を逸らしてしまった。

「どうしたの?
そういえば、私はあなたの望むように笑えているかしら?」

不思議そうにレスティンが顔をのぞき込み、緩みそうになる口元を見られなくなくてスクーナは手で覆い隠した。

「ねえってば!」

スクーナの気持ちなど知らず、レスティンが両の手で顔を挟み、ぐりんと強引に自分の方を向かせる。

「ああ、うん。
……いつもそうして笑っていればいいのに」

レスティンからじっと見つめられ、耐えられなくなって少し先の壁を見つめた。

「じゃあ、あなたが毎日、話をしてくれればいいわ!
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