俺の新妻~御曹司の煽られる独占欲~




和樹さんを見送ったあと、部屋を掃除したり洗濯をしたりしていると、私のスマホに電話がかかってきた。

見れば隼人からの着信だ。

電話に出ると『姉ちゃん今大丈夫?』と聞きなれた弟の声が聞こえてくる。
「大丈夫だよ」と答えて、スマホを耳にあてながらソファに座った。

『あれからどう? あいつに嫌がらせとかされてない?』
「ふたりで生活するなんてケンカばかりになりそうで心配だったけど、意外とうまくやってるよ」

父に劣らず心配性の弟に苦笑いしながら答えると、なぜか隼人の声が不機嫌になる。

『うまくやってどうするんだよ』
「どうして?」
『あいつに嫌われないと、離婚できないだろ』
「あ、そっか」

思わずそうつぶやくと、電話の向こうから大きなため息がきこえてきた。



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