俺の新妻~御曹司の煽られる独占欲~
「あ……っ」
自分でも聞いたことがないような甘えた声がもれて、一気に恥ずかしくなる。
「か、和樹さん……、あのっ、朝ですよ?」
取り繕うためにそう言ったけれど、和樹さんは機嫌良さそうに笑みを深くしただけで、私の体に降らせるキスをとめることはなかった。
「ここじゃ、ダメって言ったのに……!」
ここは私の実家で、私たちがチェックアウトしたあとお布団を片付けたり部屋を清掃するのは顔見知りの従業員さんだ。
そんな状況で和樹さんに抱かれてしまうなんて、恥ずかしくて絶対無理!
半泣きでそう言うと、和樹さんは小さく笑う。
「わかってる」
「本当に……?」
「でも、一晩手を出さないように我慢したんだから、少しくらいご褒美があってもいいだろ」
「ご褒美?」
きょとんとしているうちに、私の着ている浴衣の中に和樹さんの長い指がもぐっていく。