俺の新妻~御曹司の煽られる独占欲~

「李グループは大宮建設を見くびりすぎだ。あんな写真ひとつで信頼が揺らぐほど、脆弱な経営はしていない」

あの写真は李グループの本社ビルの前で撮られたものだ。
前に香港に呼び出された時に、ビルから出てきた美蘭が俺に抱き着くのを隠れて撮影していたんだろう。

本当に不倫しているのなら、あんな場所で抱き着いたりするはずがない。

だいたい不倫なんて事実無根でやましいことなどひとつもないんだから、堂々とそれを主張すれば理解してもらえる。
そう確信が持てるくらい、香港企業と信頼を築いてきた。

「それに、もしそんな噂が流れたとしても、疑うのが馬鹿らしくなるくらい仲睦まじい俺と鈴花の姿を見せつければいい」

そう言って鈴花を抱き寄せキスをすると、白い頬が一気に赤く染まった。

目を丸くした後、恥じらうように視線を伏せる。
その初々しい反応が可愛くて、もっと深いキスをしたくなる。



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