俺の新妻~御曹司の煽られる独占欲~

「そうやって煽って、どうなっても知らないからな」

私に向かってそう言った和樹さんの色っぽさに、ドキドキしながらうなずいた。
和樹さんが私を抱き上げたまま向かった先は寝室で、広いベッドの上に少し乱暴に下ろされる。

ギシリと音をたてたスプリングに緊張感が高まって思わずごくりと喉を上下させると、和樹さんは顔にかかる髪を邪魔くさそうにかきあげてこちらを見下ろした。

その視線が男っぽくてかっこよすぎて、このまま見つめられていたらきっと心臓がもたない。
そう思って慌てて顔をそらすと、小さく息を吐くような短い笑い声とこちらに近づく足音が聞こえた。

「鈴花」

甘い声色で名前を呼ばれ顔を上げる。
そこにはベッドの前にひざまずく和樹さんがいた。

「和樹さん……?」

不思議に思って瞬きをすると、和樹さんは無言で私の左手を持ち上げた。


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