それでも君を
あーあ、頑張るなんて言っちゃった…



真ちゃんが病室を出ていった後、すぐにそんな後悔が心に押し寄せる。



輸血したら身体が楽になることは、昨日自ら体験したから分かってる。



それと天秤にかけても、針を入れるという行為が怖い。



颯くんも真ちゃんも意地悪で言ってる訳じゃなく、少しでも私の身体が楽になるよう考えてくれているのだということは理解しているつもりだ。



だけど、、



「あぁ~、嫌だよぉ~」



本音を言えばこうである。



やっぱり断固拒否すればよかったかな…



勇気を奮い立たせて、頑張ると言ってみたものの、気持ちなんてあっという間に裏返ってしまう。



もう逃げ出してしまいたい。

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