夢物語
「そっか、同窓会の写真で、他の参加者の生年月日を調べればいいんだ」
姉が思い付いた。
大学だと浪人とか社会人入学などもあって、年齢に幅がありそうなので、ほぼ全員が同い年の小中学校の同窓会の集合写真を……。
先ほどの画像に戻る。
中学校の同窓会の記念撮影。
一緒に参加している人物は、「高橋冴香さんと一緒にいます」と表示されるので、その中の一人の名前をクリック。
二人目の男性が、自己紹介欄に生年月日を表示していた。
「昭和……」
念のため他の参加者も調べたところ、数人が生年月日を書いていたため、この人たちの生まれた年が判明した。
「うそ……。じゃこの女、優くんより八歳年上ってことじゃない?」
「えっ、八歳!?」
予想外の正解に、私は驚きを隠せなかった。
優より八歳年上ってことは、私よりは十六歳年上!?
十六歳ってことは……。
私が生まれた時、この女はもうすでに高校生だったの!?
ということは……。
「あえて言うと、おばさんじゃん」
姉が言った。
姉が思い付いた。
大学だと浪人とか社会人入学などもあって、年齢に幅がありそうなので、ほぼ全員が同い年の小中学校の同窓会の集合写真を……。
先ほどの画像に戻る。
中学校の同窓会の記念撮影。
一緒に参加している人物は、「高橋冴香さんと一緒にいます」と表示されるので、その中の一人の名前をクリック。
二人目の男性が、自己紹介欄に生年月日を表示していた。
「昭和……」
念のため他の参加者も調べたところ、数人が生年月日を書いていたため、この人たちの生まれた年が判明した。
「うそ……。じゃこの女、優くんより八歳年上ってことじゃない?」
「えっ、八歳!?」
予想外の正解に、私は驚きを隠せなかった。
優より八歳年上ってことは、私よりは十六歳年上!?
十六歳ってことは……。
私が生まれた時、この女はもうすでに高校生だったの!?
ということは……。
「あえて言うと、おばさんじゃん」
姉が言った。