人間消去アプリ
すずねは、いったいどこでおかしくなったのだろうか。


首をかしげたとき、すずねが再び歩きだした。


だが、数歩進んで、また足を止めた。


すずねが足を止めたのは、台信さんの家の前だった。


私も、慌てて台信さんの家に向かう。


台信さんの家は、まさに豪邸だった。


真っ白な外観の家、草が広がる庭、豪華な模様の門に、玄関まで続く石畳。


こんな家、生で見たことがない。


驚く私を尻目に、すずねは迷うことなく、石畳の上を歩いていく。


勝手に人の家に入っていいのか。


でも家に入らなければ、お金は手に入らない。


うーん、入っちゃおう!
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