【短】今更好きだと伝えてもいいかな…
「崇史くん…っ!崇史くん?」
「え…?」
「んもう!さっから凄い上の空。今日はもう帰る?」
「あ…や、大丈夫!続けて?真梨恵さん」
放課後部活帰りに寄る何時ものファーストフード店。
文学を専攻してる彼女に、弱みをわざとらしく見せつけて。
「俺、現国がちょっと苦手なんだよね…」
と呟いたら、パァっと顔を輝かせて、
「じゃあ、私が見てあげる」
と、なんの警戒心もなく返ってきたセリフ。
それに、少しだけ苦笑して「お願いしようかな」と言った自分。
本当は、毎日でも会いたくて、本屋に通い詰めたかったけれど、そんなに都合よく行くはずもなくて、内心困っていたから、正直救われた気持ちだった。
自分んがこんなにも人に執着するなんて思ってもみなかったから…。
「え…?」
「んもう!さっから凄い上の空。今日はもう帰る?」
「あ…や、大丈夫!続けて?真梨恵さん」
放課後部活帰りに寄る何時ものファーストフード店。
文学を専攻してる彼女に、弱みをわざとらしく見せつけて。
「俺、現国がちょっと苦手なんだよね…」
と呟いたら、パァっと顔を輝かせて、
「じゃあ、私が見てあげる」
と、なんの警戒心もなく返ってきたセリフ。
それに、少しだけ苦笑して「お願いしようかな」と言った自分。
本当は、毎日でも会いたくて、本屋に通い詰めたかったけれど、そんなに都合よく行くはずもなくて、内心困っていたから、正直救われた気持ちだった。
自分んがこんなにも人に執着するなんて思ってもみなかったから…。