アブナイ王子様たち
勝手にドキドキしている私を尻目に、その人は首をかしげながらこう聞いてきた。
「君……我妻くんとどういう関係なの?」
えっ?
どういう関係って言われても……。
私と翔さんの間になにかつながりがあると考えているのかな。
「ど、どうしてそんなことを聞くんですか?」
「いや……君、さっき、我妻くんに抱きしめられてたよね?
赤の他人だったら、あんなことはしないよね」
まぁ、そうだけど……。
「べ、べつに顔見知りっていうだけですよ」
「顔見知り、か……」
私の答えに、意味深な表情を浮かべるその人。
納得がいっていないようにも見える。
どうして意味深な表情をするんだろう。
今度は私が首をかしげる番だった。
「君……我妻くんとどういう関係なの?」
えっ?
どういう関係って言われても……。
私と翔さんの間になにかつながりがあると考えているのかな。
「ど、どうしてそんなことを聞くんですか?」
「いや……君、さっき、我妻くんに抱きしめられてたよね?
赤の他人だったら、あんなことはしないよね」
まぁ、そうだけど……。
「べ、べつに顔見知りっていうだけですよ」
「顔見知り、か……」
私の答えに、意味深な表情を浮かべるその人。
納得がいっていないようにも見える。
どうして意味深な表情をするんだろう。
今度は私が首をかしげる番だった。