アブナイ王子様たち
「…………」


「あんな手紙送られたら、普通怖がるよな。


なのに、あんたのストーカーは、そんなことおかまいなしに、自分の気持ちをぶつけるから、頭おかしいんだな」


たしかに。


ストーカーからの手紙を思い出すだけで、体が震えてきた。


私に対して異常な愛情を抱いているストーカーは、私にしか眼中にない。


だから、『殺す』とか『監禁』などの怖い言葉を、平気で私にぶつけるんだ。


「そうですね……」


自分の体が震えていることに気づかないフリをする。


しかし、私の体が震えていることに気づいたのか、翔さんが私を自分のもとに引き寄せた。


翔さんとの距離が一気に縮まり、心臓がうるさくなる。


やばい、さらにドキドキしちゃう。
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