輪舞曲-黒と白のcaprice-
「へえ。随分前に教えたのにまだやってるんだ。時間があったらまた教えてあげるって言うてたって伝えといて」
“わかった”との肯定的な返事が聴こえてきた辺りで少し横になる。当初の張りつめた緊張感と久方ぶりに交わした会話の疲れと未だ完治しない怪我からくる疲労に少しばかり耐えられぬものになってきたからだ。
「あ、わりぃな疲れさせちったみたいだな。じゃあもう帰るわ、お大事に。」
空気が伝わったのか、即座に立ち上がりひらひらと掌を動かして出入口へ足を進める。
目を瞑り、その姿を見ぬままあたしも別れの言葉を口にする。
「あー、わざわざご足労どうも。背後刺されないようにね。」
扉の締まる音を予測しそのまま本当に眠りについてしまおうかの瀬戸際に聴こえてきたそれに、あたしの意識は覚醒される。
「あ、言い忘れてたけど。
…今夜ひとり頼みたいんだけど、動けるよな?」
ガチャン
扉が締められたと同時に言葉と共にいつの間にか残された闇色の封筒、指令書。
「…なによ。やっぱ鼻っから見舞う気なんて更々ないじゃん。バカにして、ムカつく。」
“わかった”との肯定的な返事が聴こえてきた辺りで少し横になる。当初の張りつめた緊張感と久方ぶりに交わした会話の疲れと未だ完治しない怪我からくる疲労に少しばかり耐えられぬものになってきたからだ。
「あ、わりぃな疲れさせちったみたいだな。じゃあもう帰るわ、お大事に。」
空気が伝わったのか、即座に立ち上がりひらひらと掌を動かして出入口へ足を進める。
目を瞑り、その姿を見ぬままあたしも別れの言葉を口にする。
「あー、わざわざご足労どうも。背後刺されないようにね。」
扉の締まる音を予測しそのまま本当に眠りについてしまおうかの瀬戸際に聴こえてきたそれに、あたしの意識は覚醒される。
「あ、言い忘れてたけど。
…今夜ひとり頼みたいんだけど、動けるよな?」
ガチャン
扉が締められたと同時に言葉と共にいつの間にか残された闇色の封筒、指令書。
「…なによ。やっぱ鼻っから見舞う気なんて更々ないじゃん。バカにして、ムカつく。」