輪舞曲-黒と白のcaprice-
『まあまあ、黙って聞きなよユリアさん。
概要は記事通り。非力なうら若き麗しい乙女ばかり狙った実に卑劣にして卑怯な犯行だ。
けれど、彼女らの所有物には一切触れられた形跡がない。つまり…』
「…目的は物盗りではない」
『その通り。しかし皆凄惨な姿で発見され、今のところ生存者は0。おかしなことに目撃者も0。発見された遺体は全て同じ方法で断命されているらしい』
そこまで言い切ると、ひとまず深呼吸。と言わんばかりにひゅっと息を吸い込みそして吐く動作をするアサギ。
あいつなりに緊張しているのか、それともただ単に息継ぎなしに話し続けるものだから苦しくなったのかはあたしの目には定かではない。
まあ、後者だろうけれども。
「…でもそんなこと、ここには書いてないじゃん」
『そりゃあ残酷すぎて書けないよ。年頃の娘がそれはそれはあまりにも冷酷で凄惨な姿で発見されているんだから。彼女たちにだって一人間としての尊厳だってあるんだしね。』
…言っている内容と奴の表情が一致していない気もするが、あえてそこには触れないことにする。
「で。そんな事を親切丁寧に教えてくれたけど、どうしろって言うの?それは御上、若しくは警備隊の仕事でしょ。犯人捜し。」
概要は記事通り。非力なうら若き麗しい乙女ばかり狙った実に卑劣にして卑怯な犯行だ。
けれど、彼女らの所有物には一切触れられた形跡がない。つまり…』
「…目的は物盗りではない」
『その通り。しかし皆凄惨な姿で発見され、今のところ生存者は0。おかしなことに目撃者も0。発見された遺体は全て同じ方法で断命されているらしい』
そこまで言い切ると、ひとまず深呼吸。と言わんばかりにひゅっと息を吸い込みそして吐く動作をするアサギ。
あいつなりに緊張しているのか、それともただ単に息継ぎなしに話し続けるものだから苦しくなったのかはあたしの目には定かではない。
まあ、後者だろうけれども。
「…でもそんなこと、ここには書いてないじゃん」
『そりゃあ残酷すぎて書けないよ。年頃の娘がそれはそれはあまりにも冷酷で凄惨な姿で発見されているんだから。彼女たちにだって一人間としての尊厳だってあるんだしね。』
…言っている内容と奴の表情が一致していない気もするが、あえてそこには触れないことにする。
「で。そんな事を親切丁寧に教えてくれたけど、どうしろって言うの?それは御上、若しくは警備隊の仕事でしょ。犯人捜し。」