双星の煌めきは月夜に魅せられて


私達の味方になる可能性が1番高い人……!


確か茶髪で柔らかい雰囲気を持つ人……いた!



及川千尋──


今はベージュ髪の藤原光希と一緒に何か楽しそうの話している。



「優生、この子は何も知らないんだからそんなに責め立てない方がいいよ」


「そうだよ優生!サクの妹がびっくりしちゃってるじゃ〜ん」



と思いきや、私達の会話に参加してきた。



「そうか、悪りぃ」


「いえ……」



渋谷凛太郎といい、如月優生といい、及川千尋といい、藤原光希といい……


桜蘭幹部の顔面偏差値の高さが異常だ。


15年間生きてきたけど、こんなにイケメンに囲まれたのは初めてだ。



「なあ、名前は?」


「服部月那です。さっきも言ったんですけど、朔夜の双子の妹です」

< 66 / 331 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop