クールな御曹司と愛され新妻契約
久々に帰宅したワンルームマンションで、パチリと電気を点ける。
今度の休みに荷物を纏めて今月末には引っ越そうと思ってたけど、まだ退居手続きをしてなくて良かった。
これから……どうしよう。
千景さんと結局結婚をしていなかったのだから、両親はまずカンカンに怒るだろう。
それから?
それから……きっと私の人生は、振り出しに戻る。
――本当は。もっと、もっと千景さんと人生を共にしたかった。
いつか互いを愛し合うような……本物の夫婦に、なりたかった――。