クールな御曹司と愛され新妻契約
そうして――やっと彼女を捕まえた日から、二ヶ月後。
「千景さん。どう、でしょうか?」
シルバーのフロックコートを身に纏った俺は、招き入れられたブライズルームの中で純白のウェディングドレスに身を包み、はにかむような笑顔を見せた麗さんの姿にグッと胸を掴まれる。
「幸せ過ぎて、この感動を言葉にできそうにないです。今すぐあなたを抱きしめたい」
そして、その穢れを知らない唇を奪いたい。
そんな衝動に駆られながら、「似合ってる。凄く綺麗だ」と感嘆の溜息とともに口にすれば、麗さんは頬を染めた。
大きな黒い瞳が恥ずかしげに揺れて、彼女の二重瞼を縁取る長い睫毛がわずかに伏せられる。
毎日どんなに愛を囁いていようとも慣れることがずに顔を真っ赤にして、初心な仕草で照れる麗さんが、愛おしくてたまらない。
俺は……麗さんが想像しているよりもずっと、あなたに恋い焦がれているし、独占欲でいっぱいだという自信がある。
この花嫁姿を彼女の両親以外に見せることにすら、密かに妬いているのだから重症だ。
壊れ物を扱うような手つきで、そっと彼女の素肌が覗く肩へ手のひらを滑らせる。
じっと彼女の瞳を見つめながら、俺は優しく額を合わせた。
「あなたを必ず、幸せにします」
「私も。千景さんを幸せしたいです」
互いの吐息がかかるほどの距離で誓いを甘く囁けば、麗さんの長い睫毛が震える。
柔らかな光が差し込む部屋で、俺たちはそっと唇を合わせた。
―END―
「千景さん。どう、でしょうか?」
シルバーのフロックコートを身に纏った俺は、招き入れられたブライズルームの中で純白のウェディングドレスに身を包み、はにかむような笑顔を見せた麗さんの姿にグッと胸を掴まれる。
「幸せ過ぎて、この感動を言葉にできそうにないです。今すぐあなたを抱きしめたい」
そして、その穢れを知らない唇を奪いたい。
そんな衝動に駆られながら、「似合ってる。凄く綺麗だ」と感嘆の溜息とともに口にすれば、麗さんは頬を染めた。
大きな黒い瞳が恥ずかしげに揺れて、彼女の二重瞼を縁取る長い睫毛がわずかに伏せられる。
毎日どんなに愛を囁いていようとも慣れることがずに顔を真っ赤にして、初心な仕草で照れる麗さんが、愛おしくてたまらない。
俺は……麗さんが想像しているよりもずっと、あなたに恋い焦がれているし、独占欲でいっぱいだという自信がある。
この花嫁姿を彼女の両親以外に見せることにすら、密かに妬いているのだから重症だ。
壊れ物を扱うような手つきで、そっと彼女の素肌が覗く肩へ手のひらを滑らせる。
じっと彼女の瞳を見つめながら、俺は優しく額を合わせた。
「あなたを必ず、幸せにします」
「私も。千景さんを幸せしたいです」
互いの吐息がかかるほどの距離で誓いを甘く囁けば、麗さんの長い睫毛が震える。
柔らかな光が差し込む部屋で、俺たちはそっと唇を合わせた。
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