クールな御曹司と愛され新妻契約
契約結婚なのに私が千景さんと結婚式を挙げるなんて、おこがましいにもほどがある。
だからこそ、結婚式の詳細なんて一度も決めようと思っていなかった。
入籍だけでも千景さんへ多大な迷惑をかけているのに、これ以上ことを大きくするような迷惑はかけたくない。
私は箸置きへお箸を置くと、なんて説明すればいいのか……と考えながら隣に並ぶ両親へ体を向ける。
「あのね、結婚式は――!」
「三ヶ月後を予定しています。仕事柄、会社関係の招待客を多く呼ばなければならないので、場所は都内で探しているところです。
夏なので……海の見えるチャペルが良いですね。結婚式の日取りや流れなどは、改めてご相談させていただけたらと思います」
私の言葉を遮り、向かい側から千景さんが結婚式の予定とやらをすらすらと答えた。
全く知らされていなかったそれに驚いて、私は唇を開いたまま千景さんを見やる。
彼はこちらへ愛おしげに微笑むと、「現在の候補は三つほどあって、既に見積もりも出しているのですが……」とさらに詳しい話を両親にし始めた。
だからこそ、結婚式の詳細なんて一度も決めようと思っていなかった。
入籍だけでも千景さんへ多大な迷惑をかけているのに、これ以上ことを大きくするような迷惑はかけたくない。
私は箸置きへお箸を置くと、なんて説明すればいいのか……と考えながら隣に並ぶ両親へ体を向ける。
「あのね、結婚式は――!」
「三ヶ月後を予定しています。仕事柄、会社関係の招待客を多く呼ばなければならないので、場所は都内で探しているところです。
夏なので……海の見えるチャペルが良いですね。結婚式の日取りや流れなどは、改めてご相談させていただけたらと思います」
私の言葉を遮り、向かい側から千景さんが結婚式の予定とやらをすらすらと答えた。
全く知らされていなかったそれに驚いて、私は唇を開いたまま千景さんを見やる。
彼はこちらへ愛おしげに微笑むと、「現在の候補は三つほどあって、既に見積もりも出しているのですが……」とさらに詳しい話を両親にし始めた。