クールな御曹司と愛され新妻契約
「二週間後の土曜日に冷泉ビバレッジのパーティーがあるので、せひ一緒に参加してほしいんです。第一部はプレス向けの新商品プレゼンテーションと事前試飲会、第二部は関係者を招待するレセプションパーティーになるんですが、第二部は希望する社員とその家族も参加可能なので、その時に同伴をお願いいたします」

テーブルの上に置いていたスケジュール帳を開き、日にちを確認する。
六月上旬にあたるレセプションパーティーの日は、私の仕事も丁度休みなので予定も空いている。

「かしこまりました、二週間後の土曜日ですね。同行させていただきます」

千景さんの契約妻として、初めての公の場だ。しっかり任務を果たさなければ、と気合を入れつつ大きく頷く。

どんな種類のレセプションパーティーで、どのような関係者が招待されるのか等を伺いながら、スケジュール帳に開始時間や注意事項、自分のすべきこと等を書き込む。

「ちなみに、パーティーのドレスコードはどういった感じでしょうか?」
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