無自覚片思いの相手は策士な肉食系でした
それからさらに数日が経ったけどまだ朝陽とは会えていなかった。
単位は大丈夫なのかと心配しないこともないのだけど、まぁ、朝陽だし大丈夫か。と思い直して焼き立てのパンをフロアに陳列していたら見知った姿を見つけて慌てて外に出た。
「陽菜さん!」
「え?あ、真未ちゃんこんにちは」
「こんにちは……じゃないですよ!一人ですか?朝陽は?」
「朝陽?朝陽なら何か用があるみたいで最近いろんなところ出掛けてるみたいですけど……」
「出掛けてる?陽菜さんと一緒にいた訳じゃないんですか?」
その問いかけに陽菜は、んー……。とここ最近の朝陽の行動を思い出しているようで、人差し指を口元に当て斜め上の方向を見ると、徐に口を開いた。
「確かに最近は頻繁に家に来たり出掛けるときは着いてきてたりしてましたけど……数日前からは来なくなりましたよ?」
もしかして、朝陽が何かしましたか……?と心配そうな視線を向けてくる陽菜に、真未は否定しようと口を開きかけたときに背後から最近よく聞く声が聞こえてきた。
単位は大丈夫なのかと心配しないこともないのだけど、まぁ、朝陽だし大丈夫か。と思い直して焼き立てのパンをフロアに陳列していたら見知った姿を見つけて慌てて外に出た。
「陽菜さん!」
「え?あ、真未ちゃんこんにちは」
「こんにちは……じゃないですよ!一人ですか?朝陽は?」
「朝陽?朝陽なら何か用があるみたいで最近いろんなところ出掛けてるみたいですけど……」
「出掛けてる?陽菜さんと一緒にいた訳じゃないんですか?」
その問いかけに陽菜は、んー……。とここ最近の朝陽の行動を思い出しているようで、人差し指を口元に当て斜め上の方向を見ると、徐に口を開いた。
「確かに最近は頻繁に家に来たり出掛けるときは着いてきてたりしてましたけど……数日前からは来なくなりましたよ?」
もしかして、朝陽が何かしましたか……?と心配そうな視線を向けてくる陽菜に、真未は否定しようと口を開きかけたときに背後から最近よく聞く声が聞こえてきた。