無自覚片思いの相手は策士な肉食系でした
陽菜をマンションまで送り届けてから真未は朝陽と二人、結婚指輪を選ぶために宝石店へと足を運んだ。
店内に入るとすぐに店員から声がかかり結婚指輪を見せてもらうことになったのだけれど、真未は指輪を見ても心が弾むことはなかった。
「真未?真未聞いてる?」
「え?あ、ごめん。
指輪に夢中で聞いてなかった」
夢中で……と言うよりは無心で光輝く指輪を見ていたら何度か朝陽に呼ばれていたらしく慌てて顔を上げた。
苦笑しながら、何だったっけ?と聞くと、朝陽は訝しげな顔をしながら店員が説明してくれたことを簡単に話し出した。
「一口に結婚指輪と言ってもいろんな形があって、シンプルなやつからダイヤを散りばめた見た目にも華やかなやつまである。
今は気に入っていても長い目で見たら将来気に入らなくなって着けなくなるってこともあるらしいけど、どれがいい?」
「えっと……」
確かにデザインが違うだけでなく、よく見ると指輪の形にしてもいくつもある。
そして、嫌でも目に入る指輪の値段……。
「……買わないと駄目かしら……」
小さく、本当に小さく無意識に呟いてしまった後に自分でも驚いて片手で口に手を当てた。
幸い店員にまでは聞こえてなかったようだけれど隣にいた朝陽には聞こえていたらしく僅かに目を丸くしている。
店内に入るとすぐに店員から声がかかり結婚指輪を見せてもらうことになったのだけれど、真未は指輪を見ても心が弾むことはなかった。
「真未?真未聞いてる?」
「え?あ、ごめん。
指輪に夢中で聞いてなかった」
夢中で……と言うよりは無心で光輝く指輪を見ていたら何度か朝陽に呼ばれていたらしく慌てて顔を上げた。
苦笑しながら、何だったっけ?と聞くと、朝陽は訝しげな顔をしながら店員が説明してくれたことを簡単に話し出した。
「一口に結婚指輪と言ってもいろんな形があって、シンプルなやつからダイヤを散りばめた見た目にも華やかなやつまである。
今は気に入っていても長い目で見たら将来気に入らなくなって着けなくなるってこともあるらしいけど、どれがいい?」
「えっと……」
確かにデザインが違うだけでなく、よく見ると指輪の形にしてもいくつもある。
そして、嫌でも目に入る指輪の値段……。
「……買わないと駄目かしら……」
小さく、本当に小さく無意識に呟いてしまった後に自分でも驚いて片手で口に手を当てた。
幸い店員にまでは聞こえてなかったようだけれど隣にいた朝陽には聞こえていたらしく僅かに目を丸くしている。