新堂三兄弟のお姫様

数日、両親と話し合い
許しを得た私は那野の家へと向かう。

沢山考えて出した答え。
自信はないけど、語弊があっても
伝え方が間違っていても
いつまでも那野を待たせる訳にはいかない。

もう決めたんだ。
私は、なりたい自分になりたい。

ーピンポン

初めて押したインターホンが
甲高い音を奏でる。

那野「はい。」

妃乃「私だけど、少し時間あるかな?」

那野「うん。今開ける。」

ーガチャ

10日ぶりに見た那野は
やっぱり今日もかっこよかった。
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