新堂三兄弟のお姫様
仁野「何度言えば分かるんだよ。
ウジウジしてると後悔するぞ!」
妃乃「ニノ...。」
最近では滅多に会わなくなった
仁野がいつの間にか壁に
もたれかかっていた。
仁野「1番大切なのは誰だとか
そんなの関係ねぇだろ。
1番好きな人をお前は
選べばいいんだよ。
俺たち兄弟の絆がお前との
幼馴染の絆がこんなちっぽけな事で
途切れると思ってんのか?
俺たちの関係はそんなに脆いものか?」
私が大きく首を振ると
仁野は笑顔を向けた。
仁野「ヒノ。大丈夫だから。」
妃乃「大丈夫って?」