過去の精算

「いたっい!」

言葉を発した一瞬の隙に、彼の指が差し込まれてきた。そして彼の舌が入り込み、私のものとを絡め様とする。

どうして?
どうしてこんなことするの?

「指噛まないでくれよ?
外科医にとって、指は大切な商売道具なんだから?」

「い゛や゛ら゛!!」

商売道具…?
なら、どうしてこんなことするの?
あの頃の貴方は、こんなことする様な人じゃなかった!
何が貴方をここまで変えてしまったの?

指を噛まないと分かった彼は、口から指を抜き、舌はそのまま歯列をなぞり、口内を探る。
抜かれた指は、そのまま私の下腹部まで下ろし、ショーツの中へ差し込まれた。

「嫌っ!」

彼の長い指が、私の蕾を弄り膨らませ、蜜口の奥深くを探り、かけ混ぜる。

「あぁ…」
え?
なに今の声、わたし…?
一度も聞いたことのない自分の声に、私自身が驚いてしまう。

「へぇ、結構いい声するじゃん?
もう大丈夫だろ? すごく濡れてる。
もしかして、される事期待してた?」

私の下腹部を触っていた指を止め、蜜を纏ったその指を彼はペロリと舐めた。

え?
嘘っ!




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