過去の精算

食事の用意が出来た頃、ちょうどドアがノックされた。

来た?

ドアを開けると予想した通り、前谷君だった。

「確認もしないで、よくドア開けれるな?
女の一人暮らしだろ?
ドアを開ける前に、確認くらいしたらどうだ?」

「そうですね?
確認出来たら、今も居留守つかえましたもんね?
今度大家さんに交渉してみます。
覗き窓のついたドアに替えてもらえないか?」

「どうせなら、録画の出来るインターホン付けたらどうだ?」

「考えておきます」
借金だらけの私に、そんな余裕なんてありませんけどね!

「で、車わ?」

「言われた通り、表には止めてない!」

玄関を出てアパート前を確認しすると、彼の車は止まってなかった。

「歩いて来たんですか?」

「人の話はちゃんと聞いてろ!
表にはと言ったはずだ!」

「え? じゃ何処に?」

「裏の駐車場を借りた。
昨日、帰りに探したら丁度空いてた。
毎日置き場所探すより、借りた方が早いからな!」

やっぱり、毎日来るんだ…




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