過去の精算
そのあと、仕事に戻って少し冷静になった私は、凄く後悔した。
偉そうに…私、何言ってるだろう…
ただの事務員が偉そうに…
私が医者になれなかった事と、今回の彼の事とは全然関係無いのに…
夢を叶えられなかった悔しさを、ただ彼に八つ当たりしただけ…
もし、いつか機会があれば謝ろう…
機会があれば…
そのあと、前谷君の手が無事だったのか、オペがどうなったのかは聞いてない。
定時になると、私は急いで上がり着替えを済ませると、自宅アパートへと急いで帰った。
家に帰るとすぐお風呂を沸かし、その間に洗濯物を取り込み、新たな洗濯物を洗う。
「やっぱり…シャワー欲しいなぁ」
古いこのアパートには、シャワーなんて便利なものはない。だから、毎回お風呂沸かさないといけなくて、ダブルワークとなると時間に余裕が無く流石に困る。
「あーヤバイ! 急がないと!」