独占欲強めの部長に溺愛されてます
カチャリとドアが開く音がして、一瞬身体が硬直する。
「星? いるんだろう?」
なんと加賀美の声だった。
電気がつけられ、部屋が明るくなる。暗がりに慣れていた目を閉じ、再び開けたとき、野々花の前に加賀美が姿を現した。
「やっぱりいた」
困ったような顔で優しく笑う。
「今日は叫ばないのか?」
冗談交じりに言うが、野々花はそれに返す元気がない。加賀美に恋人の存在が確定した今、そんな優しい笑顔はかえってつらかった。
でも、どうして加賀美がここへ来たのだろうか。
「……どうしたんですか?」
「どうもこうもないだろう。星が誤解しただろうと思って」
「誤解?」