おじさんは予防線にはなりません
「あ、君も食う?」
にかっと八重歯を見せて笑う男性社員は意外と若く見えた。
私の返事なんか待たずにポケットの中を探り、アメを握っているであろう拳を差し出してくる。
「まあ、遠慮せずに」
「じゃあ……」
両手の平を上にして揃えて出すと、彼はその上にパインアメを落とした。
「それで。
慣れたか」
背もたれの上に両腕を重ねておき、その上に顎をのせて彼はさらに聞いてきた。
「ええ、まあ」
陰鬱な課長と一緒に過ごし、さらには女性社員に訳もわからず怒鳴られて慣れるわけないけど。
嘘を誤魔化すように、くるくるともらったパインアメを手の中で弄ぶ。
にかっと八重歯を見せて笑う男性社員は意外と若く見えた。
私の返事なんか待たずにポケットの中を探り、アメを握っているであろう拳を差し出してくる。
「まあ、遠慮せずに」
「じゃあ……」
両手の平を上にして揃えて出すと、彼はその上にパインアメを落とした。
「それで。
慣れたか」
背もたれの上に両腕を重ねておき、その上に顎をのせて彼はさらに聞いてきた。
「ええ、まあ」
陰鬱な課長と一緒に過ごし、さらには女性社員に訳もわからず怒鳴られて慣れるわけないけど。
嘘を誤魔化すように、くるくるともらったパインアメを手の中で弄ぶ。