おじさんは予防線にはなりません
「……ぷっ。
はは、はははっ、ははっ」
吹き出したかと思ったら池松さんが凄い勢いで笑い出すから、ますまずイジケて膝を抱えて堅く丸くなった。
「羽坂って案外、おもしろいっていうか可愛いのな!」
笑いすぎて出た涙を人差し指でフレームを押し上げるようにして池松さんが拭う。
さりげなく可愛いなんて言われると、知らず知らず頬に熱が上っていく。
「ほら、出ておいでー。
羽坂ちゃーん。
ん?
はーちゃんがいいか?」
猫か小さい子供扱いされているのは腹が立つが、どうでもいいことに真剣に悩んでいる池松さんがおかしくて、机の下から這い出た。
「……こほん。
それで、なにか用だったんじゃないですか」
椅子に座り直し、まだ熱い顔を誤魔化すように小さく咳払いする。
はは、はははっ、ははっ」
吹き出したかと思ったら池松さんが凄い勢いで笑い出すから、ますまずイジケて膝を抱えて堅く丸くなった。
「羽坂って案外、おもしろいっていうか可愛いのな!」
笑いすぎて出た涙を人差し指でフレームを押し上げるようにして池松さんが拭う。
さりげなく可愛いなんて言われると、知らず知らず頬に熱が上っていく。
「ほら、出ておいでー。
羽坂ちゃーん。
ん?
はーちゃんがいいか?」
猫か小さい子供扱いされているのは腹が立つが、どうでもいいことに真剣に悩んでいる池松さんがおかしくて、机の下から這い出た。
「……こほん。
それで、なにか用だったんじゃないですか」
椅子に座り直し、まだ熱い顔を誤魔化すように小さく咳払いする。