かわいい戦争
パステルグリーンを基調とした紙袋は、小花柄がかわいくて中身が気になるけど……。
わ、わたしに?
贈り先、間違ってない?本当にわたし?
『早く受け取りなさいよ』
『は、はい!』
贈り先は合ってるらしい。
昨日は怪しげな封筒で、今日はかわいい紙袋か……。
昨日同様、嬉しさ2割怖さ8割。
受け取った紙袋の中をチラリと覗けば、小さな箱が入っていた。
余計にドキドキする。
箱の中身は何なんだろう。
『あ、開けてみても……?』
『お好きに』
そわそわしながら蓋を開けてみる。
中には……
『チョーカー?』
鈴モチーフの飾りが付いたアクセサリー。
ころんと揺らしたら鈴の音が聞こえてきそうだ。
『か、かわいい……』
『あたしが選んだんだから当然でしょ』
『えっ!?須夜崎さんが選んだんですか!?』
『当たり前じゃない。あなたの名前に「鈴」が入ってるからぴったりだと思ったのよ』
わたしのことを考えて選んでくれたんだ。
嬉しいな。
『き、気に入ってくれたかしら』
『もちろん!すごく、すごく気に入りました!』
何回も首を縦に動かす。
須夜崎さんが安堵して見えたのは見間違いだろうか。